今回は英語学習についての記事です。
以前までは、私の教育論をベースに記事を書いておりましたが次は学習法についての記事にチャレンジ!
中学生、高校生、そして学び直しを決意した社会人。色々な方が英語を学習しているのではないかと思います。
目的も人それぞれだと思います。高校(大学)受験のため、仕事で活かせるようになるためなど‥
そして英語は学習の途中で挫折がとても多い科目とも言われます。
膨大な量の英単語の暗記、複雑な英文法。そしてそれらをやったのに全く読むことができない英語長文。
私の持論ですが英語学習の初期段階(英単語や英文法をしている時期)は自分の成長が実感しずらいことも要因の1つではないかと考えています。
今回の記事では
・英語学習の全体像
・各段階の目標
・おすすめの参考書(詳しいことは別の記事で書きます)
→参考書の画像をタップすると購入画面に飛ぶようになっています。
などを書いてますので、参考にしてみてください。
【前提】英語と日本語は真逆の言語
まず皆さんに知っておいてほしいことは英語と日本語は性質が全く違う真逆の言語だということです。
こちらの画像をご覧ください。

英語を基準とした、他言語の文法と発音の違いを表したものです。
英語と日本語は文法と発音の両方が対極にあります。これはすなわち
日本語話者にとっては英語は学習しづらいということを意味します。
日本人は英語よりも韓国語や中国語の方が学習するのには向いています。
しかしながら学校教育では英語を学習しています。仕方ありません。英語は”世界の公用語“ですから。
このように性質が真逆の言語を小学校3年生から学び始め、中学、高校、大学とずっと学習することになるのです。
なので学習に時間がかかります。すぐに出来るようにはなりません。
英語学習の全体像を意識しながら、学習に取り組む必要があるということを知っておいてください。
ではここから英語学習の全体像についてのお話です。
STEP1 英単語の暗記
まずは英単語の暗記です。これはやらなければ英語ができるようにならないと思っているのではないでしょうか。
英語学習において1番、気乗りしないのがここです。
覚える英単語数としては
| 兵庫県公立入試 | 約2500語 |
| 大学入試(関関同立レベル) | 約2000〜3000語 |
| TOEIC(700点レベル) | 約4000〜7000語 |
かなりの語数になります。英語学習において英単語の暗記は避けては通れません。
もう1度言います。避けては通れません。(笑)
英語をスラスラと読むために必要なのは、「1秒1訳」の反射速度です。
「Apple」を見て「りんご」と思い浮かべるのに時間はかかりませんよね。そのレベルの単語をどれだけ増やせるかが勝負です。
【暗記のコツ:回転数で勝負する】
1つの単語を1分かけてじっくり覚えるのは非効率です。それよりも「100語を1日10回、パラパラと眺める」方が脳には定着します。脳に「これは毎日見る情報だから重要だ」ということを錯覚させましょう。
あとは始点固定で単語は覚えましょう。始点固定とは1日目は「1〜200まで単語を覚える」とすれば2日目は「201〜400まで覚える」のではなく「1〜400まで単語を覚える」そして3日目は「1〜600まで覚える」というように始めを固定して覚えるのがコツです。
【高校受験でおすすめな英単語帳】


高校入試の過去問題を分析して選んだ、頻出英単語を「でる順」にまとめられています。入試によくでる順に学習できるので、重要な単語を効率的に覚えることができます。また、例文が豊富に入っているので、単語の意味はもちろん、使い方もよくわかります。2冊とも無料アプリがあり、英単語の発音を確認しながら覚えることができるのも良い点です。
【大学受験でおすすめの英単語帳】


関関同立など私立大学の一般入試では約2000語の単語帳を使うのがマストです。
2冊とも「大学受験に本当に出る英単語」にフォーカスしているのが強みです。
当塾では、単語帳別に単語テストを作成しておりますので安心して英単語の暗記に取り組めます。
どんな単語帳であれ、テストは作成し毎週正答率を確認していきます。
STEP2 英文法の理解
英文法とは英語という言語を正しく組み立て、意味を伝えるための「ルール」や「決まり」のことです。
【現在進行形】 be動詞+動詞のing形 「今〜している」
【現在完了形】 have+動詞の過去分詞形 「ずっと〜している」
このようなルールがたくさんあり、それらを一つひとつ覚えていきます。
英文法の理解で大事なことは形を暗記するだけではなく、「なぜその形を使うのか?」という用法(ニュアンス)も理解することが重要です。
【現在進行形】be動詞+動詞のing形 「今〜している」
例)I am studying English now.「今、英語を勉強しているところだ」
◎今、この瞬間に起こっていることを表現するときに使うのがポイント!!
【現在完了形】 have+動詞の過去分詞形 「ずっと〜している」
例)I have lived in Itami for 20 years. 「私は20年間ずっと伊丹市に住んでいる」
◎過去から今までずっと続いていることを表現するときに使うのがポイント!!
【高校受験でおすすめな英文法書】


この2冊は中学英文法を基礎からわかりやすく学びたい人におすすめです。
2冊とも解説が丁寧なため自学自習にも使いやすいです。
インプットとアウトプットがバランスよく進めていけるのも良い点だと思います。
【大学受験でおすすめな英文法書】


高校英文法を学ぶにはこの2冊が最適だと考えます。「大岩のいちばんはじめの英文法」は中学レベルからしっかりと解説されており、基礎からもう1度固めたい!という人に最適です。
「ダイジュ先生のたった10時間で英文法」は参考書と授業動画を組み合わせたムビスタシリーズの1冊です。
このシリーズは当塾でも一押しであり、塾の本棚にもありますので中身を見て購入を決めていただけます。
STEP3 英文構造の理解
英単語も一通りやった。英文法も全部覚えた。そしたら英語長文が読めるようになるのか。
これの答えは圧倒的にNOです。
では試しに以下の英文を日本語にしてみてください。
I think that that that that that boy wrote is wrong.
この英文は中学校で習う英単語のみで作られています。皆さんは訳せたでしょうか。
答えはこちらです↓
I think that that that that that boy wrote is wrong.
「私はあの男の子が書いたあのthatは間違っていると思う。」
似たような問題が2005年の東京大学の2次試験で出題されたこともあるみたいです。
それぐらい英文構造の理解が重要視されているということではないかと思います。
この英文の詳しい解説は下記サイトにありますので時間のある方は読んでみてください。
https://www.selmo-nisshin.jp/2017-08-15-that
さて本題に入ります。英単語や英文法を知っていても英語長文が読めない理由は
目の前の英文が「どこからどこまでが主語で、どれが動詞か」を見抜く力が欠けているからです。
この見抜く力のことを「英文解釈力」と呼びます。
1文が長くなればなるほど、修飾語句が複雑に絡み合います。
「このカタマリは、どの名詞を説明しているのか?」という視点がないまま英語長文に挑むのは
地図を持たずに樹海に入るようなものです。絶対に迷子になります。
- 「ここが主語だから、この長い部分は全部飾り(修飾語句)なんだな」
- 「このthatは、前の名詞を詳しく説明する関係代名詞だな」
これが一瞬で見抜けるようになると、複雑な英文が魔法のようにシンプルに、そして正確に訳せるようになります。
このステップを飛ばして「なんとなく」で読むクセがつくと、いつまで経っても成績は安定しません。
ちなみに中学校では英文解釈は教えません。参考書すらほぼないというのが現状です。
当塾の公立入試対策では英文解釈も取り扱い、読解に繋げるということもしていますので気になった方はお問い合わせください!
【大学受験でおすすめな英文解釈書】


この2冊は大学受験の英文解釈に革命を起こしているような気がします(笑)
英文解釈の参考書って英文にSVOCを振って、修飾語をチェックして日本語訳して‥とすごく泥臭い作業が多いんです。
それでいて即効性がないときたら‥
「はじめの英文読解ドリル」はドリル1-4の4ページ構成で、ドリル1・2が「基礎」、ドリル3・4が「応用」となっています。
〇ドリル1・2「基礎」・・・文構造のなぞり書き+文構造の分析
〇ドリル3・4「応用」・・・文構造の分析+日本語訳
1文ずつ丁寧に読む練習を積み、英語長文読解へとステップアップできる1冊となっています。
「八澤のたった7時間で英文解釈」は参考書と授業動画を組み合わせたムビスタシリーズの1冊です。
このシリーズは当塾でも一押しであり、塾の本棚にもありますので中身を見て購入を決めていただけます。
生徒たちには自学自習でムビスタの参考書をおすすめしております。
STEP4 英語長文の読解
STEP1〜3までを完璧に仕上げて、ようやく「英語長文読解」のスタートラインです。
ここでは1文1文を正確に訳す力に加えて、「段落ごとに何が言いたいのか」という論理的な読解力が求められます。
ここまで積み上げた人なら、長文に対する恐怖心は消えているはずです。あとは、多読を通じて「英語を英語のまま理解する」感覚をどんどん養っていってください。
最後に:学習を始める方へ
英語学習は、階段を一段ずつ登る作業に似ています。
STEP3の「構造理解」を疎かにしたまま、いきなりSTEP4の「英語長文」に手を出しても、効率は上がりません。
もし今、英語で行き詰まっているのであれば、少しだけ勇気を持って前のステップに戻ってみてください。
単語の反応速度は足りていますか?構造を無視して雰囲気で訳していませんか?
正しい順序で正しい負荷をかければ、英語は必ず「できる」ようになります。その先には、大学受験合格が待っているかもしれませんし、英語を使えるようになることで海外に行こうという勇気が湧いてくるかもしれません。
まずは手元の単語帳を「1秒1訳」でめくることから始めてみましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。


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